日光東照宮の寒晒し 2019-01-22 18:53:20 先日、当店で取り扱っている蕎麦の寒晒し行事に参加する為、日光までいってきました。栃木県鹿沼市の製麺・製粉業者やそば店で組織する「栃木SOBA研究会」が中心となり、9年前から寒ざらしそばの生産に取り組んでおり、東照宮に奉納するなどしていました。昨年は国宝「陽明門」の修理完成式典で参列者に振舞われたりなどもしています。これまでは日光山麓から流れ出る清流に、秋に採れた良質な玄そば(殻つきのそばの実)を浸し、30日以上氷温域に晒して仕上げていましたが、昨年から日光東照宮の協力のもと、厳冬期の東照宮境内に流れる権現水に浸し、アク、雑味を抜き、その後、氷点下の寒風に晒しながら自然乾燥させて作られるようになりました。最終乾燥まで冬の風のチカラのみで仕上げ、その後-2℃の熟成貯蔵を経て仕上げていきます。1月の大寒から100日をかける至高の逸品です。※蕎麦の実が凍るまいとする生態防御本能により旨み成分のGABAが増加し、上品な甘みが際立ちます。この日は、研究会と推進協会の方々が参加し、神聖な白衣を身に着けて今年最初の仕込み作業を行いました。計3トン!もちろん張り切ってお手伝いさせて頂きました!貴重な体験をありがとうございました!